- 祈りの前に、準備の時間を必ずとります。30分の黙想に対して、5分くらいは必要です。祈りは純粋に神の恵みです。しかしながら、その恵みをいただくために、通常は人間の側からの協力が必要です。準備はそのために欠かせません。
- まず、具体的に祈る内容を決めます。その日に祈る箇所はあらかじめ決められていますが、それを今の自分がどのように黙想するかをあらかじめ考えておきます。た とえば、その聖書の箇所のどこが一番響くのか。どのように響くのか。今の関心事と関連がないか。生活と信仰を結びつけるヒントはないか。神が今自分に見せ たいものは何か、などと思いめぐらすのです。前の日の祈りを思い出し、その流れを確認することも大切です。深く入れば、1つの流れが必ずあるからです。
- 祈りの最中、人間の側からすることは、祈りの材料に意識を集中し、その場から逃げない忍耐が求められます。日常生活の霊操の場合、日常の忙しさから完全に逃れることは不 可能です。30分のうち、29分間は雑念に支配されているかもしれません。しかし決して自分から投げ出してはいけません。急に雑用を思い出して席を立ちた くなるかもしれません。集中できないので、つい何か本を読みたくなるかもしれません。それらはすべて誘惑として退けることが必要です。今、与えられている 課題に集中してください。呼吸を静かに整えることは、意識の集中にとても役に立つでしょう。
- 祈りの終わりころは、神との対話に時間を使ってください。たとえどんな雑念やすさみにあったとしても、味わうことができなくても、対話はできるものです。う まくいかなかったことをそのまま神に打ち明ければよいのですから。そして、神の応えや反応を聞くようにして祈りを終えます。
- 祈りを終えて、すぐに日常生活に戻ってはいけません。せっかく祈ったことが「あとかた」もなく消えてしまうことがあるからです。祈りが終わると、場所や姿勢 を変えて、回想の時間をとります。直後が無理ならば、なるべく早い時間に回想をします。あまり離れた時刻では、祈った内容を忘れてしまいます。
- 回想の内容を、ノートに書き留めておきます。それを使って、ヘルパーへの報告をするか、又は例会での分かち合いをするのです。最低5分くらいは回想に時間を使いましょう。
前の準備として、まず意識の究明をしてみましょう。普通は寝る前にするものです。
日常生活の霊操で大切なことは、毎日の生活と信仰のつながりです。生活の中で祈るので、非現実的な祈りをすることは意味がありません。むしろ、それほど 深く祈りに入れなくとも、今の祈りと生活の現実がどこで結びついているかを見ることがもっと大切なことです。祈りの実りが今日の生活に反映し、今日の生活 が祈りの材料になること。そのような祈りと生活の統合こそが、日常生活の霊操の最大の目的です。
そのため、意識の究明はとても大切になります。まさに祈りと生活の関わり、つまり神と生活の関わりを見ることが究明の目的だからです。
以下のようなポイントでふりかえります。
- 今日1日、どのような心の動きがあったでしょう。
- それをじっくり味わいます。嫌だったものも、うれしかったことも。
- この心の動きの奥に、何があるでしょうか。自分の気づかなかった面でしょうか。相手の奥にあるものでしょうか。
- 心の動きの奥にあるものを通して、神の働きかけをどのように感じるでしょうか。神の呼びかけやメッセージは何でしょうか。
- それに対して、感謝や痛悔を感じるでしょうか。その心を神に捧げます。回心や心の態度を変えることは必要ですか。その恵みを願います。
黙想の習慣化:
- 毎日一定の時間を黙想する(15分~30分)。理想的には、1時間を毎日黙想に当ててください。黙想の場所もなるべく同じところで。少々うまくいかなくても、忠実に続けていくこと。
聖書の祈り方:
- まず心と姿勢を整え、神が共におられることを思い起こす。
- 聖書をゆっくりと読む。心に響くところを見つけながら、恵みを願う。
- みことばをゆっくりと味わう。
- そのことばを通して、神は何を私に伝えたいのか思いめぐらす。
- 自分の心にある動き(喜び・悲しみ)をよく味わう。
- 最後に、対話・祈り・願いで結ぶ。
- 黙想の後に、感想を簡単にノートしておく。
注意点:
- 頭の考えよりも、心の動きを大切にすること。自分の想像力を動かせること。
- 自分が何を思っているかよりも、神が何を思っているか。神が何を感じておられるかに注意を向けること。自分中心ではなく、神中心で。
- 聖書のことばで分からないところは深く考えない。自分なりに味わうことが大切。
- 何も感じられなくても、必ず決まった時間で祈ること。途中で止めない。
- 雑念があることに気づいたら、黙想のテーマに戻るように。雑念に気を止めない。


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