第一の旅

「神との交わり」の大切さを悟る

第一の旅は「神との交わり」の大切さを味わい、それによって「自分と他者と世界」との交わりの大切さに気づくことです。神と交わるために、人の心の準備が必要です。ここでの心の準備とは、まず人が何のために生きるか、その目的を見極めていきます。イグナチオ的な表現で言えば、生きる目的は人の生きる「原理と基礎」と関連しています。

人は自分の「原理と基礎」がわからないままで生きていれば、神様のことを考えることをきわめて混乱であり、さらに自分・他者・世界に対する価値観の度合いを見いだすことが難しいです。それは、人が自分の実在だけに力を入れれば入れるほど、日食のように、神の実在が自分の実在に被されているからです。神様の実在が見えなければ、当然のことで周りの存在と宇宙万物の大切をも感じられないでしょう。

「人間は創造されつつある。それは、主なる神を賛美し、敬い、仕えるため、また、それによって、自分の魂を救うためである。さらに、地上の他のものが創られつつあるのも、人間のためであり、人間が創られた目的を達成する上で、それらのものが人間を助けるためである。」(霊操23項)

第一の旅において、神との交わりに対する「現実の拒絶」の根となる「罪」に気づき、そこから罪の出来事から「神との交わり」の大切さを学び、神への交わりに育んでいく解放の道を見いだします。恵みとして求めることは神との「和解」の交わりです。その和解の道において、人は癒しに満ちる自分及び人々とのいやしの道をも願います。

回心の道に進んだイグナチオ

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34週間の日々の祈りの旅は 「段階的」 に行われます。祈る際に、たくさんの祈りを済ませるより、 「ものを悟り、それを内的に味わうこと」を優先して、次のテーマに展開していきます。つまり、「次の週」 又は 「次の日」のテーマを先読みしながら日々の祈りを行うことは適切ではありません。「量」より、むしろ 「質」です。

第一の祈りの旅の手引き

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