34週目:これからのわたしたちの旅

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今週、霊操の旅は最後の週を迎えます。私たちの日々の霊操は終わりますが、神と共に歩む私たちの祈りの旅は続きます。以前よりもっと神の愛を親密に感じる「新しい人」としての再出発です。これからの人生の旅で、すべてのことの中に神を見出しながら。

日々の霊操の特徴は、ある特定の黙想の家で、あらゆる妨げとなるものから離れて黙想することではありません。日常生活の只中で行なっていくものです。この霊操が終わっても、今までつくりあげてきた祈りのある日々の生活はこのまま続けられます。一日の生活において常に神の愛を見出すパターンは日々の霊操から得た恵みです。

わたしはどのようなパターンで日々の祈りを続けていくか、それぞれの黙想者はこれから具体的に見つけていきます。

次の祈りを持って、日々の霊操後の祈りの旅を続けていきます。

「わたしの一日の生活のすべて ― 仕事、活動、人との関わりを神にゆだねます。どんなに失敗しても、たとえ挫折があっても、『すべてのものの中に神を見出す』ことがわたしの生き方を動機づけるものとなりますように。どうかわたしの毎日の生活において神の名は常に賛美されますように」と。

今週の霊操では、神の愛をもっと豊かに体験し、特にイエスの現存を日々の生活においてもっと身近に感じるように、そのための適切な毎日の生活のパターンを与えてくださるように、その恵みを望んでいきます。

この日々の霊操を準備してきた時に、何のために聖イグナチオはこのような霊的な訓練を見出したのか、その理由に少し触れてきました。つまり、ロヨラの聖イグナチオは人々の救いに助けとなるあらゆる事柄に対してきわめて柔軟だったので、誰でもがもっと神との親しみを体験することができるように日々の霊操の方法を見出しました。聖イグナチオ自信も、たくさんの人々の霊的指導をして、そこから様々な反応をもらいました。日々の忙しさの中で霊操するのは不可能だという反応に対して、忙しい最中(さなか)にこそ「祈りのある生活」のパターンを育てることは大切だと答えました。日々の祈りで神との親しみを常に体験する人は、おそらくすべてにおいて神を見出すこともやさしくなるでしょう。そのために、人は自己中心的な生活を捨てて、人々を憎む誘惑に常に抵抗すれば、きっとその人は自由に人々を愛し、それによって神の愛を見出すようになるでしょう。

最後に、次の問いかけをもって、毎日の生活を迎えていきます。

  • どのように神のほうへ自分の望みを常に持っていくことができるでしょうか?
  • どのようにしたら自分の日々の生活を神の元に集中することができるでしょうか?
  • 霊的の成長のために、どのような生活のパターンを選びますか?
  • どのような執着から自分自身を解放したいのですか?
  • 自分の執着を捨てることは自分にとって何の意味を持っているでしょうか?
  • 誰とどのような方法で、自分が愛されるように相手を愛したいでしょうか?
  • イエスと共に生きることはどのようなインパクトを自分に与えてくれますか?
  1. 現在と未来の自分の生きる目的のために?自分の生き方のために?
  2. 人との関係のために?
  3. さらに、貧しく生きている人々に対する自分の関心、思いやり、連帯のために?

長い霊的な旅を経て、さらに神の力によって、私たちが思った以上の豊かな霊的な体験をさせて頂いたことを、神に感謝します。これからもどうぞ神との親しい交わりを多くの人々にも伝えていくように、努めてください。おめでとうございます。

祈りの要点

* 恵み:毎日の生活の中で主に出会うことができる恵みを願い、日常生活への橋渡しとして、一日の生活を振り返る祈りをします。

第1~2日(よき恵みと感謝)

  • 今日(昨日)一日を振り返って、どのようなよい賜物を頂いたか。それを感謝する。
  • 大きな喜びだったかもしれないし、逆に気づかないうちに、賜物をいただいたかもしれない。神の愛をその中で味わう。
  • 悲しいこと、辛いことの中に、大事な恵みが隠れていないだろうか。それを味わう。

第3~4日(あやまちと痛悔)

  • 今日(昨日)一日どのように、神の愛に応えなかったか。それをふりかえり、神に素直に謝ること。
  • 気づかないうちに、誰かを拒むことで、神の愛に応えなかったことがあったか。
  • 自分の小ささ、貧しさを意識して、だからこそ主にもっとより頼むように。

第5~6日(呼びかけと応え)

  • 今日(昨日)一日、どのような主キリストに出会っただろうか。彼はあなたに何を望み、どのように呼びかけてきただろうか。わたしはそれにどのように応えただろうか。どこにキリストがおられたか気づいただろうか。また神の呼びかけに素直に応えたか、応えなかったか。
  • 主キリストはあなたに今ここで何を望んでおられるか。明日のために願いたいことはあるだろうか。その答えがいただけるように祈る。

第7日(すべてのものの中に神を見いだす)

  • 一日の中で、どのように神を感じたかを振り返ってみる。喜びを通して、苦しみを通して、あるいはごく小さなことを通して。それを味わい、呼びかけに応えていけるように恵みを願う。

ポイント

  • 祈りの3つの要点は「ありがとう」「ごめんなさい」「お願いします」。このどれかを使ってみるのもよい。
  • 神は日常の出来事を通して、つねにわたしたちを愛し、恵みを与え、呼びかけてくださる。それにもっと敏感になり、それに応えていくことができるように。その観想的な態度を毎日の祈りの中で養っていくように心がける。
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