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日々の霊操の旅はいよいよ終わりに近づきました。これから、今までの祈りの体験を現実の日々の生活においてどのようにしたら生かせるか、今週使われるヨハネ福音書の箇所はそのヒントを与えてくれるでしょう。
ヨハネ福音記者は最後の章でイエスとペトロの対話の場面を書き記しています。イエスの復活後、弟子たちはどのように生きたらよいかを考え、結局彼らはペトロに従って「以前の漁師」としての生活に戻ります。実際に、彼ら自身は何をすれば復活のイエスに従うことが出来るのか分からないから、「とりあえず」という理由で過去の生活に戻ることになります。たぶん、わたしたちも弟子たちと同じ迷いを体験し、霊操が終わって、以前と同じ環境や状況に「とりあえず」戻ろうと思うかもしれません。
しかし、弟子たちが迷っているところに、再びイエスは現れました。今回、イエスは彼らの使命を「再び」確かめるために現れました。初めてイエスとであった時に、彼らは既にイエスから、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」(マタイ4:19)と言われました。そこで、イエスは「再び」彼らにその使命を思い出させました。「網を打ちなさい」というイエスの指示通りに従うことによって、改めて彼らは自分の使命を心の中で意識するようになりました。
これから「漁師」としての生きることは、以前のように自分の力にたよって生きるのではなく、イエスの力にゆだねて生きる、この生き方が自分たちの使命であることに彼らはやっと気づきました。
弟子たちと同じように、私たちは、今まで霊操の中でしてきた様々な霊的な体験、悟り、解放感などを大切にしながら、イエスと出会ったその喜びと確信によって、過去、現在、未来の自分を見ていきます。特に、いつも私たちと共にいてくださるイエスは霊操の中で出会ったイエスと同じ方であることを確認していきます。何ヶ月もの霊操の祈りの中で受けたイエスの力は現実の生活においても同じように働き、私たちの日々の生活を生かしてくれます。
弟子たちが食卓の準備した時に、イエスはご自分の力を通して取られた魚を持ってくるようにと彼らに命じました。霊操の体験の中で、イエスの招きを積極的に受けとめ、それによってイエスの力が注がれたわたしたちは、受身的にその力を保つだけではありません。それはイエスの望みではありません。むしろ、イエスから受けたすべての恵みを食卓に捧げて、たくさんの人々がその同じ食卓でイエスの力を豊かに受けるようにすることがわたしたちの使命です。霊操の祈りの中で受けたあらゆる恵みを多くの人々と分かち合えば分かち合うほど、以前の恵みより、新たな恵みがますますあふれ出るでしょう。
イエスは3回も「ヨハネの子シモン、あなたは、この人たち以上にわたしを愛しているか」という同じ質問をペトロになげかけました。イエスを3回も拒否したペトロは、今度3回もイエスに対する自分の愛の確信を表明します。わたしたちも霊操を通して、改めてイエスに対する自分の愛を確信するのではないでしょうか。霊操の後で、神の愛、憐れみ、寛大さを多くの人々に伝えれば伝えるほど、宣教の使命を果たすことになり、それによって、イエスに対するわたしたちの愛はますます成長するでしょう。
今週の祈りを通して、復活後における弟子たちの活発的な活動を味わいながら、これからもイエスから受けた喜びやエネルギーをたくさんの人々に分かち合い、味わってもらえるように、そのための勇気と力を願います。
祈りの要点
*恵み:主の復活の喜びをさらに深めて味わう恵みを願います。
第1~2日(ティベリアス湖畔での出現、ヨハネ21:1-14)
- 徹夜で漁をしても何も取れない弟子たちの落胆。しかし、イエスのことばに従って大漁を得る(2-6節)漁をすることはわたしの生活にとって何を意味しているか。
- 主だと分かって湖に飛び込んだペトロ(7節)わたしはどこに飛び込もうか。
- そして、イエスと共に食事をする喜びを味わう(12-13節)イエスご自身が給仕をしてくださる有難さを味わう。
第3~4日(イエスとペトロ、ヨハネ21:15-19)
- イエスはペトロに3度、「わたしを愛するか」と尋ねられる(15-17節)わたしはその問いになんと答えようか。
- イエスはペトロに「わたしの羊を飼いなさい」と命じられる。イエスはわたしに何を命じられるだろうか。
- 晩年に行きたくないところに連れて行かれ、神の栄光を表したペトロ(18-19節)わたしはどこでどのように神の栄光を表すように呼ばれているだろうか。
第5~6日(弟子を派遣する主、マタイ28:26-20)
- ガリラヤで弟子たちと会うイエス。その姿を仰ぎ見て、礼拝しよう(16-17節)
- 宣教の使命を与えるイエス。わたしに与えられる使命は何か(19節)
- 世の終わりまで共にいてくださるイエス。そのイエスに信頼と感謝の心を新たにしてみよう(20節)
第7日(反復)
- 一番心に残ったところをもう一度味わいなおす。
- 日常生活の中でも、なるべく主の復活の喜びを見つけるように努める。

