20週目:砂漠で誘惑を受けるイエス

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霊的なトレーニングをしている私たちは、当然多くの機会に様々な誘惑を受けます。神の方向を常に目指そうとしている私たちは、その方向を妨げる誘惑を敏感に感じるようになります。おそらく、以前より誘惑と戦いたい努力ももっと強くなるでしょう。今週、イエスご自身はどのように誘惑と戦っていたかを見ていきます。イエスをもっと知り、彼と親密な関係を持ち、さらにイエスのミッションに積極的な応えを出すために、言うまでも無く彼のすべての側面を理解することは必然です。

砂漠で誘惑を受けるイエスの場面から、私たちのためにより大きな力を与えてくれる考察がたくさんあります。その場面において、イエスの貧しさ(物質的だけではなく、霊的にも)は三回サタンに誘惑されました。この三つの誘惑において、御子が人間となったということは潜在的に人間が自ら無力の状態にあるということを明白にします。そこで、人間が自分の貧しさを認め、神に自分の生涯をゆだねよということはサタンに対するイエスの応えから分かります。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ」「神の子なら、飛び降りたらどうだ」「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と、サタンは人間であるイエスの「貧しさの精神」を誘惑しました。そのような誘惑によって、イエスが人間の存在をさけるように、なるべく神の子らしい態度を選ぶように、サタンはイエスの人間性が事実ではなく、単なる神の人形であることを試しました。

イエスの人間性を試したサタンの働きかけを見たら、「物足りない状況に対する恐れ」や「貧しさの状況からの偽りの自由さ、偽りの解放」から上手にサタンはイエスを誘惑しようとします。これはサタンのごく一般的なパターンです。それに対して、イエスは自己中心的な生き方と戦って、多くの人々の救いのために、サタンの誘惑より逆の選択を出しました。イエスはサタンの誘惑から逃げないで、積極的にその誘惑に応えます。人間の「貧しさの状況」そのものを受け入れ、私たちと同じ状況で完全にサタンの誘惑と戦いました。したがって、神の子であるご自分の権力や権威を利用する誘惑と戦って、忠実にご自分の御父からの使命を人々の救いのために果たそうとしました。

イエスの戦いから分かるように、最も私たちにとって大きな支えとなることは御父のみ旨に従うこと、完全に御父に委ねることです。実際に、その誘惑の体験から、御父のみことばが何よりも助けとなる「糧」だとイエスご自身は学びました。そこで、彼は自由にご自分の生涯をすべて人々の救いのために捧げるようになりました。

「心の貧しさから得られる自由」を求めるイエスの努力に倣い、神から頂いたすべての能力、権力、力は他の人々を自分自身の利益のためではなく、逆に私たちはそれらのものをすべて人々の救いのために捧げるようにと招かれています。イエスは傲慢になるため、自己評価をするために、自分の権力を利用するのではありません。又多くの人々の評価や誉をご自分の方に引きつけるために、不思議な行いや奇跡を起こすのではありません。逆に、人々に拒否されること、つまらない者として見なされること、人々の目から見はなされる存在となることが、御父からの使命を果たし、人々の救いに影響を与えるものであるとしたら、それこそ誘惑に対するイエスの戦いの最も深い意味です。

今週、誘惑と戦うイエスの霊的な体験を通して、私たちもさらにサタンの様々な誘惑を敏感に感じて、イエスと同じ「心の自由」を求めながら、サタンの誘惑に対する強い意志と積極的な意識を十分に持てるように、その恵みを願ってください。

祈りの要点

*恵み: 自分の生活や態度をふりかえり、神によりふさわしい生き方ができる恵みを願う。

第1~2日(やもめの献金、ルカ21:1-4)

  • イエスはなぜこのやもめを誉めたのだろか。
  • 貧しいやもめの態度から学ぶべきことはあるだろうか。
  • 自分にとって、持っているものすべてを捧げるとは。

第3~4日(生活改善・選び)

  • 主が私に望んでいる使命は何だろうか。それを祈る。
  • 自分がもっとイエス・キリストに従っていくために、今必然であることは何だろうか。自分の生活で根本的に改善せねばならない点があるだろうか。
  • あるいは、今何か大切なことを選ぶ必要がないだろうか。この機会に、神のみ旨に従う選びをしてみる。今、何かに迷っている人は自分に必要な選びをしてみる。

第5~6日(とりあえず今、できることは)

  • それを実現していく上で、まず何をせねばならないだろか。大きな目標を果たすため、今の具体的な手段として何をすべきか考えてみよう。

第7日(反復)

    • もう一度、大切にしたい生き方、そのポイント、具体的な目標を思い起こす。それについて神とよく対話してみる。神から見て、それがどのように大切なことが確認する。

    ポイント

    • 今までの黙想のノートをざっと振り返ってみることもよい。自分に、今何が欠けていて、何が必要なのかを見るために。
    • 自分で実行可能性な努力目標を具体的に立ててみる。
    • 特に、何かを決める必要性のない人は、今までの自分の生き方を確認してみよう。
    • 確認のため、マタイ25章を黙想してみるのもよい。
    • ヒントとして、霊操165~168(謙遜の3段階)参照。

    他の聖書箇所

    • マルコ1:12-13、マタイ4:1-11、
    • マタイ25:14-30、31-46、ルカ14:1-13
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