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今週は神に賛美と感謝しながら、神の創造の全体のご計画の中で、自分の位置づけを見出しましょう。
そのために、多くの人々との出会いや多くの出来事を振り返ってみることは、「自分の位置づけ」、「自分の創造の目的」 を神のご計画の中に見出すために極めて大切なことです。聖イグナチオは次のように語っています。
「従って、人間は、それらのものが自分の目的を達成する上で助けとなる度合いに応じて、それらを用いる必要があり、妨げとなる程度に応じて、それらを放棄しなければならない。」
「そのために、われわれは、自分の自由意志に委ねられ、禁じられていない限り、すべての被造物に対してわれわれ自身を不偏にする必要がある。それを具体的に言えば、われわれの方からは、病気より健康を、貧しさより富を、不名誉より名誉を、短命より長生きなどを好むことなく、ただわれわれが創られた目的へよりよく導くものだけを好み、選ぶべきである。」(霊操23番)
聖イグナチオは人間の人生におけるハンディキャップについて語っています。それは「自分の意思の不自由さ」または「落ち着きのない人生」ということです。自分の「欲望」とそれによる「決意」の方向性が「自分の成功」「自分の名誉」「自分の健康」をしきりに欲しがることにしか専心しないと、自分の意思は不自由になり、自己中心的な生活を作ってしまう方向におかれてしまいます。
しかし、私たちは「愛に満たされる生き方」、「人々のために仕える生き方」、「自由に他の人々との関係を持つ生き方」と出会う時、あたかもその人の人生が自分にとって「より望ましい生き方」を見せてくれるものとして伝わってきます。
今週は、模範になる多くの人々の生き方、特に「自由意志のある生き方」をしている人から息を吹き込んでもらってください。必要であれば、助けになる過去の出来事から参考になるものを選び、それを振り返ってみてください。しかし、現代人の生活において「尊敬すべき」「称賛すべき」「勇ましく」と思われる生き方に注意を払う必要があります。おそらく勇ましい生き方より意味深い素朴な生き方のほうに、「自由意志のある生き方」を見出せるかもしれません。ともかく、自分の創造の目的へよりよく導く生き方は、多くの模範からどのような人の生き方が一番「望ましい」ものであるか、それは今週の課題です。
祈りの要点
*恵み:自分の人生の中に働きかけていた神の恵みに気づくこと。
第1日(準備)
- 自分が今までいただいた恵みをリストアップしてみる。神から、人からどのような恵みを受けたか。
- 自分の人生を5つに分けて、それぞれに誰がいつ、どのようにあなたの世話をしたのかをまず書き出してみる。
- 大きな出来事でも、あるいは小さな何気ない出来事でも、とにかく書き出してみること。
第2日(第1の時期について祈る)
- そのときの出来事に戻って、具体的にもう一度それを味わい直す。
- 今、どういう気持ちがするかに注意。
- その出来事が、私の人生にとって、どういう意味があったか。その中に今を生きるために大切なメッセージがあるだろうか。
第3日(第2の時期)
第4日(第3の時期)
第5日(第4の時期)
第6日(第5の時期)
第7日(反復)
- この6日間で一番印象に残る出来事に戻り、それを味わい直してみる。
- 特に、その出来事を通して、神がどのような恵みをくださったかを中心にして。
- 感謝や賛美の心が湧くならば、それを神に捧げてみよう。
-ポイント-
- だいたい嬉しいことは一瞬に過ぎてしまう。それを思い出すことは、私たちの人生の大きな宝になる。
- 準備のときは、思い出してリストアップすること。少なくとも、1つの時期に1つの出来事は書き出すこと。
- 祈りのときは、そのリストを味わうこと。新たな思い出を探す必要はない。
- 祈りのとき、なぜその人が私に恵みをくれたのか、その人の気持ちになって味わってみること。
(英隆一朗、「息吹をうけて」、日々の生活のなかで祈りを深める、16~17頁)
他の聖書箇所
- 詩編63: 神に近づきたいとの望みをもって神に心を開く。
- 創世22,1~18: アブラハムの信仰と自由は、私の信仰と自由への問いかけでもある。
- フィリピ1,21~26、3,7~16、4,10~13: 私は、聖パウロの生き方にどこまで合わせることができるであろうか。
参考資料
(イシドロ・リバス、『祈りを深めるために』その1)
- 「偏った自分の見方を越えて」(16~17頁)
- 「出来事を通して語りかける神」(21~22頁)


主は私に命を与える事を望まれた、愛して下さる為に。
主は私が苦しむことを望まれた。もっと近くに引き寄せるために。
主は祈る事を望まれた、もっと主を愛する為に。
主は恵を与える事を望まれた、もっと平和に暮らすために。
主は人に仕える事を望まれた、もっと自分に似たものになる為に。
私は全てを頂き、全てをお返ししたい、愛する主の為に選び、深め、主と共に生きるために。
そして神の国をこの世で実現する為に。